今回ご紹介するのは、Memories(メモリーズ)というサービスです。
老後の2000万円を貯蓄する生活支援プログラムとのことで、月収30万円を稼げるような記載があります。スキルや年齢に関係なく5万円以上は稼げるようで、なんと料金は永年無料。
もし本当であれば魅力的な話ですが、とても現実的な話とは思えません。
本記事では、Memoriesの実態と本当に稼げるのかどうかを調査してみました。
Memoriesとは?
Memoriesがどのようなサービスなのか、詳細をチェックしてみましょう。
ランディングページ(LP)と呼ばれる案内ページを確認してみます。

まずMemoriesには4つの特徴があります。
- 無料の生活支援プログラムで月収5万円以上
- スキル・年齢が関係ない
- スマホでできる
- 生活水準が上がる
どれも誇大広告のような内容ですね。
「スマホでできる副業」「スキル年齢も関係なし」といった内容は、悪質な副業案件によくある文言なので、注意が必要となります。
LP内にはどのように稼ぐかの仕組みについての説明もないため、本案件も信頼できるか怪しいところです。

Memories利用には、簡単な3STEPで完了するとのこと。
- メールアドレスを登録
- 公式LINEを登録
- 配信を読んで実践
たったこれだけの手順で月収30万円が稼げるというのは、実現性に乏しいように感じられます。目的はメールアドレスや公式LINEの登録だけである可能性が高いでしょう。もしくはそこで配信する内容自体に目的があるのかもしれません。
特定商取引法に基づく表記

特定商取引法に基づく表記とは・・・
消費者を守るための法律です。対象となる事業者側は消費者に対して、運営者名・連絡先・住所などを公開する必要があります。不当な勧誘行為の禁止を1つの目的として、義務付けられています。
Memoriesでは、特定商取引法に基づく表記があります。
しかし、内容は不十分と言えるでしょう。
まず運営者名が「Memories運営事務局」となっています。
しかし、特商法の表記では上記のような名前が認められていません。
実際は法人名か代表者名である必要があるため、ルール違反となります。
電話番号や住所の記載がないことからも、まともな運営状態ではないことが疑われます。
Memoriesに登録してみる
LPの内容や特商法の表記から悪質案件である恐れがあると判断できます。
しかし、その実態や目的については不明のため、登録後の案内についても調査してみましょう。

メールアドレスの登録は上記のフォームから行うのですが、なぜかタイマーがついています。ページを再読み込みするたびにタイマーリセットされるため、見せかけの表示であることがわかりました。申し込みを急かすための仕組みであると判断できます。

メールアドレス登録後は下記のLINEアカウントを登録するように案内がありました。

Memoriesの公式LINEで間違いはなさそうですね。
登録後には下記のような案内がありました。

Memoriesに関する案内のような画像がありますが、関係のない内容の画像も多いです。
3つの案件について確認してみると、それぞれ下記の通りでした。

それぞれ他サービスの案内やLINEアカウントですね。
Memoriesに関する画像すらも、中身は他の内容となっているようです。
ということで、運営の目的はオプトインアフィリエイトであることがわかりました。
Memoriesはオプトインアフィリエイト
調査の結果、Memoriesはオプトインアフィリエイト目的のサービスでした。
オプトインアフィリエイトとは・・・
自身のメルマガ内などで、第三者のメルマガやサービスを紹介し、紹介料を得る仕組みのこと。違法性はないが、悪用されることが多い。
LPはLINEに誘導するためのものであり、LINE上でオプトインアフィリエイトをすることが真の目的です。そのため案内があった月収30万円といった内容は、やはり誇大広告と言えます。
そもそもLINE上でのアフィリエイトは規約違反ですが、特商法にも違反しているようなサービスなので、もはや関係がないのでしょう。
Memoriesに関する口コミ・評判
Memoriesで「本当にお金を稼ぐことができた」という声はありません。
ほとんどが下記のような悪い評判になります。
- 詐欺まがいの内容
- 誇大広告ばかりで信用できない
- 悪質なオプトインアフィリエイト
口コミや評判でも上記のような内容が多いため、ほぼ間違いなく悪質なサービスであると判断できます。
Memoriesは稼げない
結論、Memoriesではお金を稼げないでしょう。
オプトインアフィリエイトをして紹介料を得るためだけに立ち上げられているサービスなので、そもそも儲かる仕組み自体がありません。仮にあったとしても無料で不特定多数に公開するというのはおかしな話です。
今回はLINEブロックさえしてしまえば悪影響はないですが、紹介される案件には危険なものもあります。くれぐれも利用は控えておくよう、ご注意ください。
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