こんにちは!長野芽衣です!
近年、副業ブームに便乗した怪しい投資案件が後を絶ちません。
その中でも特に注意が必要なのが、「LEDマイニング」や「LAOS ETANAL Diffusion」といった名称で展開されている、ラオス銀行JDB案件と呼ばれる権利購入商法です。
年利30%という現実離れした高配当の罠
この案件の最も危険な特徴は、「1万ドルでマイニング権利を購入すれば年利30%の利益が得られる」という、現実的には不可能な高配当を謳っている点です。
現在の仮想通貨マイニング業界において、年利30%という利回りは事実上達成困難な数値です。
専門家の間では「マイニングはオワコン(終わったコンテンツ)」とまで言われている状況で、このような高利回りが実現できるはずがありません。
もし本当にそれほど採算が取れるのであれば、業界全体がその話題で持ちきりになるはずですが、そのような状況は全く見られません。
海外銀行を利用した脱税スキームの違法性
さらに問題なのは、「マイニング利益をラオスのJDB銀行に預金すれば、同行発行のデビットカードで日本国内でも引き出せて税金もかからない」という触れ込みです。
この説明には複数の法的問題が存在します。
まず、海外銀行口座の代理開設を斡旋できるのは、日本の金融庁から「海外銀行代理業」の認可を受けた銀行に限られています。
JDB銀行はラオスの銀行であり、日本国内には正式な代理業者が存在しないため、勧誘者が主導して日本人名義の口座を作らせる行為は銀行法違反等の可能性があります。
また、「非課税で引き出せる」という説明も完全に誤りです。
日本居住者が海外口座で得た利益についても、本来は適切な申告が必要であり、これを怠れば脱税行為となってしまいます。
過去の類似案件との共通点が示す詐欺の可能性
LEDマイニング案件は、過去に問題となった「ラオランド(LaoLand)」案件と実質的に同一のスキームであることが判明しています。
ラオランドは「ラオスの不動産に投資すれば年利30%の配当が得られる」と喧伝された不動産投資名目のマルチ商法案件でしたが、その実態は出資金を集めるだけの詐欺的プランでした。
投資額に応じてブロンズからプラチナまで会員ランクを分ける仕組みや、年利30%という数字など、LEDとラオランドには多くの共通点があります。
名前や建前を変えただけで、実質は同一グループが運営する連続的なポンジ・スキーム(自転車操業的詐欺)である可能性が高いと指摘されています。

SNSで拡散される被害者の声
実際に、SNS上では既にこの案件に対する警告の声が多数上がっています。投資業界の有識者や被害防止を訴える市民団体などが、「典型的なポンジ・スキーム」として早い段階から注意喚起を行っています。
また、過去の類似案件では、一部の出資者が運営側に返金を迫る動きを見せたものの、典型的なポンジ・スキーム同様、途中で少額の配当金や一部返金を装いつつ最終的には連絡を絶つケースが報告されています。
特定商取引法違反の疑いも
マルチ商法としての勧誘において、適切な契約書を交付しない行為は特定商取引法違反に該当する可能性があります。
また、金融庁に登録のないまま高利回り出資を募る行為は出資法違反や金融商品取引法違反の疑いもあります。
在ラオス日本大使館による公式警告
2024年8月には、在ラオス日本大使館が「ラオス関連の投資話には詐欺的な勧誘が多発しており、『必ず儲かる』『元本保証』『高配当』といった甘い言葉に注意せよ」との公式声明を発表しました。
これは案件名こそ明示していませんが、まさにラオランド/LED型の投資詐欺を念頭に置いた注意喚起であり、日本の金融庁や消費者庁と連携した動きとして非常に意味深いものです。
副業や投資で簡単に高収入を得たいという気持ちは理解できますが、「誰でも簡単に」「高利回り保証」といった甘い言葉には十分な注意が必要です。
特にこのLEDマイニング案件のように、過去の詐欺案件と共通点が多く、法的にも疑問視される内容については、絶対に手を出さないことが賢明でしょう。





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