こんにちは!長野芽衣です!
近年、SNSやマッチングアプリを通じて急速に広がっている仮想通貨投資案件「1BIT10(ワンビットテン)」と、それを勧誘するネットワークビジネス組織「FOC(現在はReTriに改名)」が大きな問題となっています。
「AIが自動で稼いでくれる」「誰でも簡単に利益が出せる」といった甘い言葉で若者を中心に勧誘が行われていますが、Twitter上では「詐欺」「悪徳マルチ」「ポンジスキーム」といった批判の声が相次いでいます。
本記事では、1BIT10とFOCの実態について徹底的に調査し、この投資案件に潜む危険性と問題点を明らかにしていきます。
1BIT10とは何か?その正体に迫る
1BIT10は、韓国企業によって開発されたとされる仮想通貨の自動売買システムです。
世界最大の仮想通貨取引所「バイナンス」専用のツールと謳われており、「バイナンスに上場する仮想通貨の値動きを1時間前に教えてくれる」という驚くべき機能を持つとされています。
しかし、この魅力的に聞こえる説明の裏には、数々の不審な点が隠されています。
開発会社が実在しない疑惑
1BIT10を開発したとされる「ブロックスクエア社」について調査したところ、この会社が実在するかどうかすら怪しいという結果になりました。
公式サイトには事業者番号が記載されていますが、韓国国内の企業検索サイトでその番号を検索しても、ブロックスクエアや1BIT10に関連する企業は一切見つかりません。
さらに、記載されている住所を調べると、オフィスビルの横にある駐車場だったという情報もあり、まともな会社として機能している可能性は極めて低いと言わざるを得ません。
会社のホームページも存在せず、連絡先として記載されているのはメールアドレスのみという状況です。
同じデザインのサイトが複数存在
さらに調査を進めると、1BIT10とよく似たデザインのウェブサイトが韓国語で複数存在していることが判明しました。
「B CHART WIN」や「bitup.pro」など、ONEBOTという商品名で提供されている自動売買システムのサイトが複数見つかり、これらはデザインが9割同じという状態です。
決定的な証拠として、これらのサイトの利用規約が一言一句同じ文章で作成されていることが確認されました。
明らかにコピペで作られた複数のサイトが存在しているということは、名前だけを変えて同じ商品を何年も売り続けている可能性が高いと考えられます。
利用規約の矛盾
1BIT10の利用規約には「2010年」という記載がありますが、1BIT10は2022年から提供が開始されたシステムのはずです。
この12年もの時間差は一体何を意味しているのでしょうか。
そもそも、仮想通貨の取引所が本格的に立ち上がり始めたのは2010年頃であり、その時点で自動売買システムの利用規約を作成していたというのはあまりにも不自然です。
この矛盾は、利用規約を他の自動売買システムからコピペして使い回していることを示唆しており、1BIT10が適当に作られたシステムであることを物語っています。
FOCという悪徳ネットワークビジネスの実態
FOCは「フューチャー・オブ・クリプトカレンシー」の略で、簡単に言えば1BIT10を知り合いに紹介するとマージンが貰える仕組みのことです。
つまり、アムウェイのようなマルチ商法やねずみ講の形態をとっているということになります。
高額な初期費用が必要
1BIT10の公式サイトには「1日10ドルの利用料」と記載されていますが、実際にトレードツールを利用するためには15万円から100万円、あるいは40万円から130万円という高額な初期費用を支払う必要があるという情報が多数報告されています。
勧誘する相手が学生か社会人かによって初期費用の金額を変えているという情報もあり、支払能力を見極めてから価格を提示している可能性があります。
とにかく高額な費用を払わせることが目的であることは明らかです。
関西を中心に悪質な勧誘が横行
FOCは特に大阪を中心とした関西エリアで、若者や学生をターゲットに熱烈な勧誘活動を行っていることが報告されています。
Twitter上では「JR大阪駅のデリカフェという喫茶店でFOCの組織が溜まって違法勧誘をしている」という情報や、「マッチングアプリからInstagramに誘導してセミナーに連れていき勧誘される」といった手口が多数報告されています。
中には嘘をついて悪質な勧誘を行う輩もおり、友人関係を利用した勧誘によってトラブルになるケースが後を絶ちません。
FOCからReTriへの改名
FOCは2023年10月頃、突如として「ReTri(リトゥリ)」という名称に変更しました。
このタイミングは、YouTuberがFOC・1BIT10の問題を取り上げて話題になった時期と重なります。
悪評が広まったことで勧誘や運営が困難になり、改名するしかなくなったと考えるのが自然でしょう。
事実無根であれば改名する必要はないはずですし、この改名は自ら「怪しい組織である」と認めているようなものです。
他の副業詐欺案件でも悪評が集まると案件名や会社名を変更するのはよくあるパターンです。
金融庁の登録許可なしで営業
1BIT10とFOCには決定的な違法性があります。
それは、金融庁の登録許可を得ずに金融商品を販売しているという点です。
日本で金融商品を販売するには、第一種金融取引業の登録や投資助言・代理業登録が必要になりますが、1BIT10とFOCはこれらの登録を一切行っていません。
つまり、完全な違法行為を行っているということになります。
違法行為を平気で行う組織が、まともな投資案件を提供しているはずがありません。
運用実績の不透明さ
1BIT10の公式説明では「毎年2桁以上の収益率を実現している」とされていますが、具体的な運用履歴やエビデンスを確認することはできません。
自動売買システムであれば、実際の取引履歴や利益を証明するデータを公開するのが当然ですが、そのような情報は一切開示されていません。
おそらく、実際の運用実績よりも、ネットワークビジネスによる会員獲得と高額な初期費用の徴収が真の目的なのでしょう。
創業者の正体も不明
1BIT10の開発者とされる「Won Kyunghee(ウォン・キョンヒ)」という人物についても調査してみましたが、学歴や経歴など一切の情報が出てきません。
セールス動画の中では「イーサリアムの創業者とパイプを持つ」と謳っていますが、これが本当かどうかを確認する術はありません。
そもそも、本当に優れた自動売買システムを開発した人物であれば、何らかの情報が出てくるはずですが、それが一切ないということは、名前すら詐称している可能性があります。
口コミ・評判は最悪
1BIT10とFOC(ReTri)の口コミ・評判を調査したところ、「稼げた」「利益が出た」と言っているのは勧誘を行っている参加者のみで、第三者からは「投資詐欺」「怪しい」「悪徳マルチ」「ポンジスキーム」という批判的な声ばかりが寄せられています。
Twitter上では注意喚起の投稿が相次いでおり、実際に被害に遭った人や勧誘を受けた人からの警告が多数確認できます。
これだけ多くの批判的な口コミが集まっているにもかかわらず、ポジティブな評判は勧誘者からのものしかないというのは、明らかに異常な状況です。
公式アカウントの削除が示す真実
1BIT10には公式Twitterアカウントが存在していましたが、2023年10月頃にアカウントが突然削除されました。
この時期は、FOCがReTriに改名した時期と重なります。
詐欺や怪しいという声があまりにも大きくなったため、SNSでは活動できないと判断したのでしょう。
健全なビジネスであれば、批判に対して正々堂々と反論したり、誤解を解く努力をするはずです。
しかし、アカウントを削除して逃げるような対応をするということは、批判が事実であることを認めているようなものです。
仮想通貨マルチの危険性
1BIT10とFOCのような仮想通貨を利用したネットワークビジネスは、近年急増していますが、そのほとんどが詐欺案件や詐欺まがいの怪しい案件です。
2021年には「ジュビリーエース」という仮想通貨の悪徳マルチが逮捕され、2023年には「マーケットピーク」が違法勧誘で逮捕されるなど、次々と摘発されています。
仮想通貨とマルチ商法という組み合わせは、非常に危険性が高いビジネスモデルです。
高いリターンや急速な成長を約束する案件には、必ず裏があると考えるべきでしょう。
まとめ:絶対に近づいてはいけない
1BIT10とFOC(ReTri)について調査した結果、安全に稼げる投資案件では決してないという結論に至りました。
開発会社が実在しない疑惑、金融庁の登録許可なし、利用規約の矛盾、高額な初期費用、悪質な勧誘手法、公式アカウントの削除など、問題点を挙げればキリがありません。
特に、友人や知人から勧誘された場合でも、絶対に参加してはいけません。
高額な初期費用を支払っても稼げる保証はどこにもなく、むしろ大切な資金を失い、友人関係にも亀裂が入る可能性が高いでしょう。
Instagramやマッチングアプリを通じた勧誘も横行しているため、見知らぬ人から投資の話を持ちかけられた際には、冷静に判断することが重要です。
甘い言葉に惑わされず、しっかりと情報を確認し、怪しい投資案件には決して手を出さないようにしましょう。






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