こんにちは!長野芽衣です!
副業ブームの陰で多くの方が被害に遭っている悪質な案件があります。
今回は合同会社creationが提供する「どこでもスキマワーク」について、その実態を詳しく検証していきます。
結論から申し上げると、この案件は典型的な高額商材への誘導を目的とした危険な副業案件であり、参加を強くお勧めできません。
巧妙に仕組まれた勧誘手法の実態
合同会社creationの「どこでもスキマワーク」は、一見魅力的な謳い文句で利用者を誘い込みます。
「スマホだけで大丈夫」「初めてでもOK」「1日10分程度の短時間でできる」といった甘い言葉が並んでいますが、これらは消費者庁が何度も注意喚起している悪質業者の常套手段と酷似しています。
最初のランディングページでは具体的な稼ぎ方や収益が発生する仕組みについて一切説明されておらず、とにかくLINE登録へと誘導することが主目的となっています。
このような不透明な勧誘手法は、消費者を錯誤に陥れる可能性が極めて高いと言わざるを得ません。
診断ツールを使った心理的操作
LINE登録後に送られてくる「適正診断」も、実は巧妙に仕組まれた心理的操作の一環です。
どのような回答をしても結果は「自動収入タイプ」に誘導されるよう設計されており、個人に合わせた診断というよりも、後に控える高額商材の販売に向けた心理的準備に過ぎません。
このような偽装診断は、利用者に「自分に適した副業を紹介してもらえる」という錯覚を与え、その後の高額な商材購入への心理的ハードルを下げる狙いがあります。
隠された高額費用の実態
最も問題なのは、最初は比較的安価な初期費用(15,000円)で始められるように見せかけながら、実際にはその後に高額なサポート費用が待ち受けていることです。
調査の結果、サポート費として13万円から最大220万円という法外な金額を要求される仕組みになっていることが判明しました。
最高額のアルティメットコースに至っては218万円という、一般的な副業初心者にとって現実的とは言えない金額設定となっています。
後払い制度の危険性
特に注意すべきは「後払い」制度の存在です。
この制度を利用してしまうと、後から「危険だと気付いて辞めたい」と申し出ても、「裁判を起こす」「金融事故扱いとなり全ての信用情報機関に登録される」といった脅迫めいた催促を受ける可能性があります。
これは消費者庁の注意喚起文書でも言及されている典型的な悪質業者の手口であり、心理的圧迫によって支払いを強要する違法性の高い行為です。
会社情報の不透明性が示すリスク
合同会社creationの特定商取引法に基づく表記を確認すると、多くの問題点が浮き彫りになります。
まず、連絡先として電話番号が一切記載されていません。
これは特定商取引法違反の疑いがあり、何らかのトラブルが発生した際の連絡手段が限定される危険性を示しています。
実態の見えない運営体制
記載されている住所を調査すると、一般的な住宅と思われる場所であることが判明しています。
法人登記はされているものの、設立から約1年という短期間であり、高額商材販売のために用意された会社である可能性が高いと推測されます。
このような短期間で設立された会社が高額な投資商材を扱うこと自体、信頼性に大きな疑問符が付きます。
口コミ・評判に見る被害の実態
インターネット上での口コミや評判を調査した結果、「稼げた」「利益が出た」という肯定的な声は一切見つかりませんでした。
むしろ、Yahoo!知恵袋では「申し込みをしてしまったが取り消したい」「危険な会社だった」という相談が複数投稿されています。
特に印象的なのは、「後から危ないかもと調べたところ、あまり良くない会社でした」という書き込みです。
被害拡大の懸念
現在でも被害を心配する声が上がっている状況であり、今後さらに被害報告が増加する可能性が高いと考えられます。
実際に稼げたという具体的な証拠や実績が一切公開されていない中で、これほど多くの不安の声が上がっているという事実は、この案件の危険性を如実に物語っています。
FX自動売買システムの虚実
「どこでもスキマワーク」の正体はFX自動売買システムを使った投資案件ですが、その実態には多くの疑問があります。
本来、信頼できるFX自動売買システムであれば、バックテストの結果や実際の運用実績、勝率などの具体的なデータが公開されるものです。
しかし、合同会社creationが提供するシステムについては、そのような信頼性を裏付ける情報が一切公開されていません。
投資リスクの隠蔽
FXという金融商品の性質上、必ず損失のリスクが伴いますが、同社の広告では「簡単に稼げる」という印象のみが強調されています。
投資に関する適切なリスク説明が行われていない点も、金融商品取引法の観点から問題があると言えるでしょう。
まとめ:慎重な判断が必要
合同会社creationの「どこでもスキマワーク」は、表面的には魅力的に見える副業案件ですが、その実態は高額商材への誘導を目的とした危険な案件です。
透明性の欠如、誇大広告の疑い、高額な費用設定、会社情報の不備など、多くの問題点が確認されています。
副業を検討される際は、このような案件に安易に手を出すことなく、十分な情報収集と慎重な判断を心がけることが重要です。
特に「簡単に稼げる」「スマホだけで大丈夫」といった甘い誘い文句には十分注意し、具体的な実績や透明性のある運営体制を持つ案件を選択することをお勧めいたします。
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