こんにちは!長野芽衣です!
副業や投資で手軽に稼げるという甘い言葉に惑わされ、多くの人がXenoswapという投資アプリに注目しています。
しかし、調査を進めていくうちに、このサービスには数多くの疑わしい点が浮上してきました。
SNSで積極的に勧誘される一方で、実際の利用者からは不安の声が続出しており、その実態は決して安全とは言えない状況です。
運営実態が不透明すぎる怪しいサービス
Xenoswapの最も深刻な問題点は、運営に関する基本的な情報が著しく不足していることです。
公式サイトを確認しても、責任者の名前や明確な所在地、連絡先などの重要な情報が曖昧にしか記載されていません。
バヌアツ共和国で設立されたとされていますが、記載された住所にXenoSwap Inc.という企業は実在せず、虚偽の可能性が高いのが現状です。
正規の金融サービスを提供する企業であれば、これらの基本情報は必ず明確に開示されているものです。
ライセンス取得の実態に大きな疑問符
さらに深刻なのは、Xenoswapが必要な金融ライセンスを一切取得していないという事実です。
日本の金融庁が公開している登録業者データベースには、Xenoswapの名前は一切記載されていません。
海外の金融監督機関からのライセンスについても、公式サイトには何の記載もありません。
投資や資産運用に関わるサービスを提供するには、適切な許可やライセンスが必要不可欠ですが、Xenoswapにはそれらが全く確認できないのです。
WikiFXという信頼性の高い金融機関データベースでも、Xenoswapに関する情報は一切見つかりませんでした。
SNS勧誘による巧妙な手口が横行
実際の被害事例を調査すると、Xenoswapは主にSNSを通じた勧誘で利用者を獲得している実態が明らかになります。
ThreadsやTwitterなどのSNSで「簡単に稼げる副業」として紹介され、LINE経由で個人的な勧誘が行われるケースが多発しています。
特に「秋本サブディレクター」という人物を名乗るアカウントからの勧誘が多数報告されており、スマホでのデータ入力作業として紹介されています。
しかし、実際にはFXや仮想通貨取引に誘導され、最終的には多額の投資を要求されるという悪質な手口です。
出金トラブルが続出する深刻な実態
最も危険なのは、Xenoswapに入金した後の出金トラブルが多数報告されていることです。
利用者の証言によると、出金手続きを行おうとすると「税金の支払いが必要」「手数料が足りない」「マネーロンダリング疑惑の解除費用」などの名目で、追加の送金を要求されます。
これらは全て詐欺の典型的な手口であり、実際には支払っても出金されることはありません。
一度でも資金を送金してしまうと、次々と新たな理由をつけて追加の支払いを要求され、最終的には全ての資金を失うリスクが極めて高いのです。
他の詐欺サイトとの類似性も発覚
さらに調査を進めると、XenoswapのWebサイトは、過去に問題視されたUnionMarketという詐欺サイトと構成が酷似していることが判明しました。
サイトのデザインから会社概要の文章まで、ほぼ同じテンプレートが使用されており、同一の組織が運営している可能性が高いと考えられます。
このような手法は、詐欺組織が短期間で複数のサイトを立ち上げて被害者を増やす典型的なパターンです。
個人情報悪用のリスクも深刻
Xenoswapの勧誘過程では、身分証明書の提出を求められるケースも報告されています。
顔写真付きの身分証を要求され、「顔写真と生年月日以外は隠しても良い」などと言って安心感を与えようとしますが、これも個人情報を不正に取得する手段の一つです。
一度個人情報が渡ってしまうと、他の詐欺にも悪用される可能性が高く、二次被害のリスクも大きく高まります。
まとめ
Xenoswapに関する調査結果を総合すると、このサービスは副業として安全に利用できるものではなく、詐欺の可能性が極めて高いと判断せざるを得ません。
運営実態の不透明さ、ライセンスの欠如、SNSでの不審な勧誘、出金トラブルの多発など、あらゆる面で危険信号が点滅しています。
「簡単に稼げる」という甘い誘惑に負けて大切な資金を失わないよう、このようなサービスには絶対に関わらないことが賢明です。
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