こんにちは!長野芽衣です!
最近、インターネット広告や副業関連の情報で頻繁に目にする株式会社Acocoの「投資部」。
この案件を手がける青木友也氏と「伝説のファンドマネージャー」と名乗る林則行氏について、その実態を調査した結果、多くの疑問点と懸念材料が浮かび上がってきました。
怪しさ満載の投資案件の実態
株式会社Acocoが運営する「投資部」は、275,000円という高額な参加費を要求する投資スクールです。
代表取締役の青木友也氏と、アブダビ投資庁で日本株の総責任者を務めたとされる林則行氏が関与していますが、その実態には多くの疑問が残ります。
この案件では「真似をするだけで投資初心者でも勝ち続けられる」「日経平均の暴落をチャンスにする投資の裏情報があれば誰でも稼げる」といった魅力的すぎる宣伝文句が使われています。
しかし、具体的な投資手法や銘柄選定ロジックについては一切の説明がなく、詳細は不明瞭なままです。
検証困難な経歴と実績への疑問
林則行氏のプロフィールには確かに華やかな学歴と肩書きが並んでいます。
コロンビア大学MBA取得、米国公認会計士の資格、そして何より「アブダビ投資庁で日本株の総責任者を6年間務めた」という経歴です。
しかし、これらの経歴の信憑性については外部から検証することが困難です。
ADIAの公式職員リストや組織図には林氏の名前は記載されておらず、英語圏での報道や実績記事も確認できませんでした。
「ジム・ロジャーズ氏の推薦でフィデリティ入社」などの具体的な証明資料も見当たりません。
口コミと評判の不自然さ
最も気になるのは、公式サイトの口コミと実際のネット上の評判との間に存在する大きなギャップです。
公式サイトには動画付きの絶賛コメントが多数掲載されているにも関わらず、Yahoo!知恵袋やSNSなどで投資部の利用者と思われる口コミは一切見つかりませんでした。
275,000円という高額な参加費を支払って実際に利益を上げた人の声が見当たらないのは、極めて不自然と言わざるを得ません。
むしろ、ネット上では「怪しい」「詐欺では?」という疑問の声が複数確認されています。
運営会社の事業内容との乖離
株式会社Acocoの法人登記情報を確認すると、業種は「繊維工業」となっており、事業目的にも「アパレル製品及び雑貨の企画、デザイン、製造、卸し、販売、輸出入」「アパレル事業に関するコンサルティング」が記載されています。
投資関連事業を主力とする会社としては、非常に違和感のある内容です。
このような事業内容の乖離は、投資商材を販売する会社として信頼性に疑問を抱かせる要因となっています。
なぜアパレル事業の会社が高額な投資スクールを運営しているのか、明確な説明がありません。
高額バックエンドへの誘導システム
この案件の最も問題となる点は、無料講座から高額有料サービスへの巧妙な誘導システムです。
まずはLINE登録を促し、10日間の無料講座を受講させた後に、275,000円の有料サービスへと案内する仕組みになっています。
長時間の解説動画による囲い込みや、焦りを煽るような勧誘手法が用いられており、典型的な高額バックエンド商材の特徴を備えています。
このような販売手法は、購入者の冷静な判断を妨げる可能性があります。
投資実績の不透明性
最も重要な点として、林則行氏や投資部の実際の投資実績が一切公開されていません。
「30倍以上の大幅上昇をした実績がある」と語られているものの、具体的な銘柄名や取引履歴、第三者による検証結果などは提示されていません。
真に優秀な投資家であれば、その実績は必ず外部からも確認できるはずです。
しかし、林則行氏の現在の投資成績や運用資産額、継続的な利益創出能力については、一切検証することができません。
このような状況では、275,000円という高額な参加費を支払って本当に投資で利益を上げることができるのか、極めて疑問と言わざるを得ません。
投資は確実性のない分野であり、「誰でも稼げる」といった甘い宣伝文句に惑わされることなく、慎重な判断が必要です。
コメント